駅の外国語表記について、素朴な質問

こんにちは。

 

今日駅で電車を待っている時に、駅の名前が書いてある看板をじーっと眺めていたら、素朴な質問を思いつきました。基本的にどこの駅でも一緒ですが、日本語(漢字)、そして平仮名、英語、中国語、韓国語表記がスタンダードです。

英語、中国語、韓国語はまだわかります。なぜなら、日本に滞在する外国籍の方達や観光客のほとんどが隣国か北米、ヨーロッパから来るので、これらの言語はあったほうが便利でしょう。しかし、ピンと来たのは、表記の方法です。

 

中国語は基本的に簡体字繁体字を使って表記していますが、表記方法は発音を再現するのではなく、意味や地名を再現しています。例えば、東京テレポート駅なら「东京电讯」、戸田公園駅なら「户田公园」です。要するに、日本語がわからなくても、中国語表記を見ただけでこの駅は何があるのか、もしくはどういうところかがわかるのです。

 

しかし、英語と韓国語は違い、発音を再現しています。例えば、戸田公園駅なら英語で「Toda Koen」、韓国語なら「도다 코엔」(発音:トダコエン)です。仮に日本語がわからない英語圏出身の方がこの表記を見たとしましょう。「Toda Koen」と書かれても、「What is Toda? And...what is Koen???」と高確率でなります。要するに、「Toda」が地名だと分かっても、「Koen」がなんの意味で、どんな場所なのか伝わりません。同じように、日本語がわからない韓国人目線でも、「코엔って何??」ってなります。

 

この表記を見て思いついたのですが、いっその事、表記の仕方を統一化して、日本語がわからなくても表記を見ただけでどんな場所なのかわかるようにしたらいいと思います。例えば、戸田公園駅なら、「Toda Park」, 「도다 공원」にしたら、「戸田」の意味が分からなくてもせめて「ここは公園なんだね!」と伝わります。

 

逆の立場から考えてみましょう。

ソウル旅行に行ったとします。ソウルには「동대문(東大門、トンデムン)」という場所および門があり、近くには「동대문역」と「동대문역사문화공원역(東大門歴史文化公園、トンデムンヨッサムンファゴンウォン)」などが通っています。例えば、韓国語がわからない状態で旅行に行ったとしましょう。地下鉄のアナウンスで、「次は、トンデムンヨッサムンファゴンウォン〜トンデムンヨッサムンファゴンウォン〜お出口は、右側でーす!」と言われても、次の駅がどんなところかピンと来ませんね。仮に、「次は、ひがしだいもんれきしぶんか公園〜ひがしだいもんれきしぶんか公園〜お出口は、右側でーす!」と聞いたら、少なくとも「ここの歴史と文化が見れる公園かな?」ぐらいの想像がつきます。

 

そういうことです!日本に来てくださった外国籍の方達のためにも、もっと優しい表記とアナウンスをしたほうがいい!