中国の現地中学校とインター高校での軍事訓練(军训)

こんにちは。

 

今日は、僕が中国の現地中学校とインター高校入学後経験した軍事訓練(军训、発音:Jun 第一声 Xun 第四声)について少し話したいと思います。軍事訓練は小学校から中学、中学から高校、及び高校から大学に進学した時に行われ、中华人民共和国国防法》《中华人民共和国教育法》《中华人民共和国兵役法》《中华人民共和国国防教育法》と《中共中央关于教育体制改革的决定》により、学校のカリキュラムの一環に組み込まれています。

 

名前の通り軍事訓練ですので、約一週間、人民解放軍の現役軍人が教官となり(場所は学校のグラウンド、もしくは人民解放軍関連施設)、その教官の元で軍事訓練を受けることになります。訓練内容については、丁寧に布団を畳む練習、背筋を伸ばして立つ、陣形を組んで、回れ右回れ左、「一、二、一、二」のリズムに合わせて陣形ごとの前進や後退、体力作り、眩しい日差しの真下で数時間整列したままじっとすることで忍耐力を培う、脱出ゲームを通じてグループワークを協調性を磨くなどあります。また、訓練後や休憩時間は教官が歌を歌ってくれたり、みんなでゲームをしたり、勉強や恋愛のアドバイスをくれたりと、訓練中の厳しさとは真逆に、優しく親身に悩みを聞いてくれるお兄さんにもなります。

 

軍事訓練は基本的に約一週間と短いですが、訓練の締めとして、軍事パレードでも見かける様に、陣形を組んで前進し、軍人、観客や先生達に敬礼をするパフオーマンスもあります。軍事訓練は体力面と精神面においてとてもきつく、途中で抜けたり、体調不要で倒れる人も数人出て来ますが、教官の指導の下で訓練を無事終了した時のクラスの結束感、チームワーク精神、及び「やり抜いた!」という達成感で一歩成長したという実感を得ることができます。

 

ただ、(場合にもよるが)男子には髪型の要求があり、教官が不合格と認定した場合、野球少年みたいな髪型に強制的にさせられます。僕の場合は、高校の時に髪型で引っ掛かり、丸坊主にされ、友達曰く、「その日から呼んでも返事しなくなったりとポカーンとしてた」と言われました。なので、もう軍事訓練は懲り懲りです。笑

 

軍事訓練について

baike.baidu.com

 

ではまた。