コロナ情勢がまだ厳しい中、中国人友達からマスクを一箱貰った話。

こんにちは。

今日は、アメリカ留学中に特に印象に残った話として、全米でマスクが買えない状況下において、中国人友達からマスクを一箱もらった話をします。

 

2020年4月。当時、アメリカ国内で新型コロナウイルスの感染者は爆発的に増加し、大学も仕事もオンラインに切り替わり、全米のほとんどがロックダウン中だった時。その日はロシア語の授業でグループワーク(二人1組)をするために、クラスメートの中国人(当時僕は大学4年、彼は大学一年。と言っても、「先輩後輩」みたいな関係はなく、お互いに思ったことはハッキリ言うし、平等に友達として接して来た。)の寮に行きました。その時、中国大使館と全米の領事館が、各学校の中国留学生団体と緊密に連携し、一人ひとりの中国国籍を持つ在学生に北京政府が支給する健康パック(健康包 Jian Kang Bao)を配りました。その健康パックの中身は、マスク、薬、消毒液、そして中国大使からのお手紙が同封されてました。

 

授業の準備が終わった後に少し雑談をしていたら、クラスメートの中国人がマスク、及び5月の帰国などについて聞いて来ました。さらに、「実家からもマスク送ってもらったから、もし足りないなら健康包でもらったマスクあげるよ!」と一箱(20枚入り)マスクを渡してくれました。自分の分は大丈なのかとか、夏休みの分は足りるのか(彼は夏休みも学校に残る)など聞いても、「心配しないで、困ったときはお互い様さ!君は飛行機の長旅の後、まだ日本でも大変だろうからあげる!」と。

 

当時は本当に「ありがとう」と言い、ありがたく受け取り、あの一箱は今でも使っています。

もうそのクラスメートの中国人に直接恩返しをする事はできないけど、他人を思いやり、必要な人に向けて自分から助けを差し出す精神を自分でも意識し、誰かの役に立てたらな、と思いました。

 

ありがとう。

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健康包について

www.china-embassy.org

www.dealmoon.com